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2014年10月12日日曜日

PCX150 コンビネーションブレーキを解除する。

最近、体験したPCX150で体験した事。

一歩間違えると、命を落とす所だった。
ショートツーリングの帰路、渋滞中の国道を四輪車の左側の脇(路肩)を走行時、停止中の乗用車の死角を過ぎたとき、突然対向車の右折車両が視野に入った。
当然、急制動を実施したが、フロントがいきなりロックし、スリップ。
停止寸前時の出来事で、ほとんど立ちゴケ状態。
右側の乗用車にもたれかかるように、身体ごと接触。
これが、乗用車でなく、大型トラック等の側面だったらと思うとゾッとする。


状況としては、
乗用車の長さ半分程で停止した事から、急制動前の走行スピードは、30km/hr程度だと考えられる。
路肩は、排水スペースの上に砂が浮いていたの考えられる。
PCX150のコンビネーションブレーキで、後輪+前輪に制動力が働き、フロントブレーキを解除したにもかかわらずロック&スリップ。
本来は、路肩を走行する場合、細心の注意の上の運行及び、運転している車両の状態を把握して安全運行を行う事が絶対なのであるが、時として、タイミング悪く避けられない場合もあるのは事実。

今回、原因の一つとして、コンビネーションブレーキシステムが考えられる。
けして、コンビネーションブレーキシステムが悪いのではなく、昔からのオートバイの乗り方、考え方が身に付いている私の個人的考えなので、このシステムの採用を否定するつもりもない。
ただ、このままの状態で運転をしていると、身の危険を感じるため、このシステムを解除する事にした。

作業の進行状況等はほとんど省略。
コンビネーションブレーキユニットの動作解除と、結果だけの内容です。

まず、車体カバーを取り外し、コンビネーションブレーキユニットにアクセスする。






ユニット左側のスプリングの上に有るロックナットを緩めて、アジャスタービスを時計方向に回して、ワイヤーからのリンクが伝わらないようにする。

アジャストスクリューを一杯まで下げて
ロックナットで固定する。

解除前と解除後のコンビネーションユニットの作動状態をGIFアニメにして有ります。
見えづらいのですが、ワイヤで引き上げられリンクが作動する様子が見られます。


解除前の作動状態
ピンク印の金具が作動して
ピストンを押し上げているのが確認出来る



解除後の作動状態
ピンク印の金具が作動停止
ピストンを押し上げが作用していない


この調整によって、フロントのキャリパーへの制動力の伝達がなくなります。

解除作業実施の後、試運転で感じた事。

普通の二輪車になった(^o^)

二輪車のブレーキは、こうでないと行けません。
四輪車に似通ったブレーキングシステムはいりません。
コンビネーションブレーキシステムを採用摺るのであれば、不意に前輪がロックするような事がないように、ABSシステム等の併用が不可欠。
そうでないと、必ずコケます。
状況によっては、他者の行為が引き金になって自爆事故で、哀れ昇天なんて事にも。


※※
今回の作業は、全て自己責任で行っております。
この作業が原因で事故を起こしても、誰にも文句は言えません。
覚悟しての調整作業です。
真似して、作業される方は、念頭に置いて実施して下さい。
アクマでも自己責任で。。。
当方は責任をとりません。



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